鳥取県西部地震に関連した 文化財レスキュー活動について

10月6日鳥取県西部を震源地として発生した大きな地震は、幸い人的被害は少なかったものの、文化財が受けた被害は、調査が進むにつれ深刻な状況が判明しつつあります。

当初、国、県、市町村指定品では、約30件が被害を受けたと報告されていました。しかし県南西部の日野町に入り実態調査が行われた結果では、半壊や全壊した民家が多く、これらの取り壊しが急ピッチで進められ、その結果近世の文書、屏風、漆器、民具などが廃棄処分され、焼却もされているということです。このような事態は、同じように被災した島根県や岡山県の山間部でも起こると予想されます。廃棄処分のスピードは阪神大震災時より速いと見られています。

神戸大学に事務局を置く『史料ネット』は、地元の人と共に救出活動を現地で展開しています。これには本学会員も個人的に参加していますが、まだまだ人手や資金が不足しているようです。

そこで、次のようにホームページを紹介しますので、是非読んでいただき、事態を知り、文化財の救出保存活動に、理解を示したいただくように、緊急提案を致します。

学会災害対策部会

ホームページのURLは以下の通りです。

鳥取県大地震・史料ネット情報
http://wwwsoc.nacsis.ac.jp/cgi-bin/rekihyo/teq/news.cgi?view=9

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